希少宝石「ベニトアイト」のカラー評価ポイント|benitoite

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今回は美しいブルーが特徴の『ベニトアイト』という宝石をご紹介いたします。
『ベニトアイト』は、アメリカ合衆国のカリフォルニア州・サンベニトなど極めて限定された場所でしか産出されないと言う、非常に希少価値の高い宝石で、サファイアの様な美しいブルーを持ち、ダイヤモンドのような輝きを放つため非常に人気の高い宝石です。
今回は、そんな『ベニトアイト』にスポットをあてたいと思います。

ベニトアイトはサンベニト以外ではアーカンソー州や日本でも採掘されたことがあります。しかし宝石品質の物はカリフォルニア州のサンベニトにあるディアプロ鉱山で唯一採掘されました。

ベニトアイトってどんな宝石?

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ベニトアイトは、ナトロライト(ソーダ沸石)の中からアルバイトやネプチュナイト等とともに産出されることが多い鉱石です。この宝石は化学成分の見地からは、チタンとバリウムを含んだケイ酸塩鉱物(サイクロ珪酸塩)に分類されます。
宝石としては、ダイヤモンドと同様に「0.046」の分散率を持っていて光をよく散乱するため、ファセットカットに加工することによってとても素晴らしいファイア(光の分散)が生じます。ベニトアイトの特徴は他にも、「多色性」があります。これは見る角度によって色味が変わることで、ベニトアイトは角度によって青色から青紫まで色が変化するものまであります。また、短波紫外線を当てると強い青色で発光する特徴も持っています。
名称 ベニトアイト / ベニト石
和名/英語名 ベニト石 / Benitoite
カラー 青色、紫色、青緑色、無色
硬さ(モース硬度) 6-6.5
光沢 ガラス光沢
結晶系 六方晶系(三方晶系)

ベニトアイトのカラー評価ポイント

ベニトアイトはサファイアのような美しい青色を持った宝石です。この宝石はほとんどの物が青系の色味を持っていますが、まれに透明なベニトアイトが発見されることもあるそうです。ファイアは無色透明な物のほうがよりはっきりとするため、インクルージョンの少ないカラーレスなベニトアイトは非常に強い輝きを放つということです。尚、ジュエリーショップなどに行くとオレンジピンク系統のベニトアイトが販売されていることがありますが、これは加熱処理された物の色味です。

ベニトアイトは、鮮やかなロイヤルブルーからカレーレスまでの神秘的なカラーグラデーションをもっています。

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上記のお写真ですと、トップカラーはお写真向かって右側もっとも評価が高いブルーです。

ベニトアイトのジュエリーをご紹介

ベニトアイトは1906年に発見された比較的新しい宝石です。ベニトアイトはアメリカのカリフォルニア州サンベニト群ディアプロ鉱山でしか宝石質の原石は採掘されないほどの希少宝石です。さらにそのサンベニト群ディアプロ鉱山が2005年に閉山したため、今後新たに採掘されることがなく希少価値は高まる一方です。
非常に珍しい高品質のベニトアイトジュエリーをご紹介します。

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まとめ

今回は、美しい青色の宝石でその希少度で非常に人気の高いベニトアイトについてご紹介しました。
ベニトアイトは、サファイアのような美しい青色を持っており、さらにダイヤモンドのような強い輝きを持った宝石で愛好家からは非常に人気の高い宝石です。現在ではベニトアイトが採掘されていた鉱山が閉山されたため、希少価値は今後上がる一方だと言われています。ベニトアイトジュエリーが欲しい人は今のうちに手に入れておくほうがいいかもしれませんね!

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