あのターフェアイトよりも希少なマスグラバイト

Rating: 平均:5 総合:5
cdict

皆さんは希少な宝石と聞くとどのような宝石を思い浮かべますか?宝石は自然が気が遠くなるような長い年月をかけて作る物で、どの宝石であったとしても市場に出回るようなものは基本的に希少と言っていいかもしれませんね。しかし、そんな宝石の中には一生に一度でも実物を目にすることができないかもしれないような宝石が存在します。最初の質問に戻るとパライバトルマリンやパパラチアサファイアなども幻の宝石と言われるとこのサイトでもご紹介していますが、それらと比較しても特に希少な宝石というものは世界にはあるんです。それはマスグラバイトという宝石で、なんとこの宝石は世界中探しても数十ピースしか確認されていないというダントツの希少性を持った宝石です。
今回はそんなマスグラバイトについてご紹介したいと思います。

マスグラバイトとは?

masuguraict

出典:楽天
マスグラバイトは1967年にオーストラリアのマスグレイブ(Musgrave)山脈で発見され、よくある宝石の命名法と同様に地名のマスグレイブ(Musgrave)山脈が名前の由来となっています。このマスグラバイトという宝石は世界一希少な宝石としてギネスブックにも掲載された『ターフェアイト』の親戚のような宝石で、スピネルの中に極僅かに発見されるといった宝石で、さらに宝石質の物はほとんど産出されません。その為、上述した通り宝石質の物は世界中でも数十ピースしか確認されてないといわれており、日本国内で確認されているものは20ピース程度しかないと言われています。
マスグラバイトは珪酸塩鉱物で、ベリリウム(Be)、マグネシウム(Mg)とアルミニウム(Al)を主成分としています。ちなみにターフェアイトも同じ鉱物グループに含まれています。マスグラバイトとターフェアイトは元々ポリタイプ(化学組成は同じでも異なった原子配列を示す結晶)と考えられていましたが、近年の研究の結果では化学組成、結晶構造ともに異なり、それぞれが独立種と考えられています。

マスグラバイトの判断

マスグラバイトとターフェアイトは非常によく似た宝石で、この2つの宝石を判断するには10年以上前まで破壊検査でしか判断できなかったほどだそうです。近年なってやっとラマン分光法を用いることにより、非破壊での区別が可能になったそうです。

まとめ

今回は超希少石と言われるマスグラバイトについてご紹介しました。宝石の中には非常に似ているものも多く、昔から異なる種の宝石が同じものとして取り扱われていたということは少なくありません。ターフェアイトやマスグラバイトもほとんどの特徴がスピネルと非常に似ているため別の宝石だと判断されるようになったのは1900年代になってからと宝石の世界で考えれば非常に新しいものです。ターフェアイトも元々ギネスに乗るほどの希少石ですが、マスグラバイトはさらにその上をいく希少性を持っています。希少価値で考えるマスグラバイトはターフェアイトの1000倍とも言われており、見つけた時はとりあえず購入した方がいいのではと思えるほどの希少性を持っています。購入のチャンスを逃してしまうと2度と出会えない可能性もあるほどですよ!

シェア!

1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (1 投票, 平均点: 5.00)
Loading...