宝石は光を当てるととても美しい輝きを放ちますね。それが宝石が人を魅了してやまない一つの理由でもあります。ダイヤモンドなどの強い輝きもそれは美しい物ですが、宝石の中には光を当てると角度によって様々な輝きを示す宝石があります。最近では「これ以上の輝きはもうないのではないか」と言われたオパール『ヴァージン・レインボー』が南オーストラリアで発掘され、その美しさが話題になったのも記憶に新しいのではないでしょうか?
今回はそんな虹色に輝く美しい宝石をご紹介したいと思います。
虹色の宝石いろいろ
オパール
10月の誕生石として有名なオパール。虹色の宝石としては一番メジャーなのではないでしょうか。オパールは二酸化ケイ素からなる宝石で、見る角度によって、いろいろな色が揺らめく「遊色効果」を持っているプレシャスオパールが特に有名です。
オパールという名前の由来は、ギリシャ語で「目」を意味する言葉からきているとされ、視力を改善する石と言われて昔から大事にされていました。
アンモライト
アンモライトは琥珀や真珠などと同様に生物が長い年月をかけて鉱物化したものです。名前から想像がつくかもしれませんがその生物は皆さんご存知のアンモナイトです。アンモライトは表面にアラゴナイトが付着し、遊色効果が発現しています。
レインボーガーネット
ガーネットの中でアンドラダイトの変種に位置付けられるレインボーガーネットは虹色のイリデッセンスを持ち大変人気のある宝石です。
レインボーガーネットの虹色効果は、結晶の表面部分が熱水による融食作用を繰り返し受けた事によってできた薄膜構造によって虹色の干渉効果が発現します。
レインボーガーネットの虹色効果は、結晶の表面部分が熱水による融食作用を繰り返し受けた事によってできた薄膜構造によって虹色の干渉効果が発現します。
シェル(マーザーオブパール)
マザーオブパールは厳密にいえば宝石ではなく真珠の母貝として使われた貝です。その名の通り真珠が生み出される母貝を研磨して輝きを持つジュエリーに仕立て上げたものです。
現在、真珠を育成する母貝として使用されている貝は、白蝶貝・黒蝶貝・茶蝶貝・あこや貝・淡水真珠貝・コンク貝等があり、マザーオブパールという名は複数の貝を示すものとなっています。
現在、真珠を育成する母貝として使用されている貝は、白蝶貝・黒蝶貝・茶蝶貝・あこや貝・淡水真珠貝・コンク貝等があり、マザーオブパールという名は複数の貝を示すものとなっています。
レインボームーンストーン
レインボームーンストーンは、石の見た目からつけられた名称で、種別は「長石」グループに属する宝石です。長石の中には「ムーンストーン(正長石)」というものがありますが、レインボームーンストーンは「ラブラドライト(斜長石)」に属する石です。この石は、光を当てると『黄色・ピンク色・緑色・白色・青色』など様々な輝きを放ちます。
まとめ
今回は、虹色に輝く宝石をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
この宝石たちが虹色に輝く理由はそれぞれ違いますが、そのどれもがとても美しい輝きを放ちとても人気があります。光の当たる角度により様々な表情を見せる虹色の宝石たちは飽きの来ないジュエリーとしても人気なので、是非、一つは持っておきたいものですね。