ショール、アクロアイト!?意外と知らないトルマリンのカラーバリエーション

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皆さんはトルマリンと聞いてどのような物を思い浮かべますか?トルマリンの特徴としては、豊富なカラーバリエーションのトルマリンがあることで、特に南国の海のような青緑色のネオンのようなテリを持つ『パライバトルマリン』は世界三大希少石にも数えられ、1ct当たりの宝石価格では、宝石の中でも最も高価とも言われています。
今回は、そんな「トルマリン」のあまり知られていないカラーやその呼び名をご紹介したいと思います。

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2016.07.12

トルマリンのマイナーカラーいろいろ

トルマリンは、上でも述べたとおり様々なカラーをもっており、さらに「赤・青・緑」などとはっきりと何色と言えないような色を持った石があります。

アクロアイト

アクロライトは透明のトルマリンの名称です。別称で「ホワイトトルマリン」とも呼ばれます。アクロライトの語源は、ギリシャ語で「無色の」を表す”akhroos”に由来していると言われています。多彩なカラーを持つトルマリンの中でも最も無名な物でもあり、その希少度も高い石です。
色については完全な透明というものはほとんどなく、薄くカラーが入っているものが大半を締めます。

ドラバイト

ドラバイトは褐色のトルマリンの名称です。何とも言えないような色合いを持っており、和名では「苦土電気石」と呼ばれています。ドラバイトと呼ばれるトルマリンは、マグネシウムを主成分としており、名前の由来はオーストリアのDRAVA(Drau)川に由来していると言われています。
ドラバイトは茶褐色の濃いカラーの者がほとんどですが、稀にバイカラーを持った超希少なものも採掘されます。

バイカラートルマリン

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バイカラートルマリンは、一つの結晶の中に2つのカラーを持つものを差し、非常に人気のある宝石です。別名で「パーティー・カラード・トルマリン」とも呼ばれます。バイカラートルマリンのカラーはカラーの変わり目がはっきりとしているものほど希少とされます。バイカラートルマリンは内包物が含まれることがほとんどで、万が一色目がはっきりとしたインクルージョンが少ないものを見つけた場合はぜひ手に入れてほしいものです。

インディゴライト

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インディゴライトトルマリンは青系のの色を持ち、トルマリンの中でもパライバトルマリンに次いで希少と言われています。インディゴライトトルマリンは、青色系の色合いを持っており、その中でも青色の中にグリーンカラーを持つ物は青と緑の絶妙なバランスを持ち特に希少性が高いです。
一つ一つが微妙に色合いの違うインディゴライトは小粒の物がほとんどで、大粒の物は大変な希少性を持ちます。

ショール

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ショールと呼ばれるトルマリンは黒い色を持ったトルマリンの呼称です。非常に多彩なカラーを持つトルマリンの中でも最も産出量の多いものがこの黒いトルマリンのショールです。宝石の価値としてはほとんどありませんが、パワーストーンなどではとても人気のある石です。
マイナスイオンがでる等のイメージはパワーストーンとして使われるトルマリンのショールから来ているのだと思います。

まとめ

今回はトルマリンの中でもマイナーなカラーやその呼称についてご紹介してきました。
トルマリンは宝石の中で最も多彩なカラーを持っているといっても過言ではなく、そのカラーバリエーションは「トルマリンには全ての色がある」と言われるほどです。それ故に石のカラーごとに石に名前が付けているんですね。「インディゴライト」等の名前で呼ばれるとまるで違う宝石の種類のように思えますね。全ての色が揃うと言われるトルマリンで一番のお気に入りの色をぜひ、探してみてください。

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