地球の神秘バイカラーの宝石

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byict

2色がひとつの宝石の中に入ったバイカラーストーン。このように宝石には自然の神秘を考えずにはいられない見た目にも不思議なレアストーンがあります。バイカラーは、一つのピースに2つのカラーが混在したものをいい、とても神秘的な輝きを発します。この『バイカラー』は石によって発生する起因が異なり、その詳細も現在わかってない宝石もあるそうです。
今回はそんな自然の神秘『バイカラー』にスポットをあてたいと思います。

石によって異なるバイカラー発生起因!

バイカラートルマリン

トルマリンに2色の色が見える理由は、自然界で結晶を作りトルマリンが形成されていく中で、周囲の状況によって化学組成の変化が起こる事に起因しています。
つまり、トルマリンが生成される時に「鉄、マンガン、チタニウム、クロム、バナジウム、銅」などの色を発生させるために必要ないろいろな元素が、時間差をもって取り込まれるため、取り込まれた時期により様々なカラーを持った層が生成されバイカラーとなります。

バイカラータンザナイト

『キリマンジャロの夕暮れの空を映し出したような色…』と表現されるほど美しい青紫色が魅力の「タンザナイト」。

グリーンの石が一般的に有名ですが、石に含まれる微量の金属イオンによって様々な色を示します。例えば、バナジウムが含まれる物は青色、クロムであればバイオレットを発色します。

アメトリン

アメジストとシトリンの2つの鉱物が混ざり合ったハイブリットストーンです。
アメジストは自然界の熱で長時間焼かれると徐々にシトリンに変化していきます。このシトリンへの変化の途中に何らかの理由で変化が中断されるとアメトリンの結晶になるそうです。天然のアメトリンはボリビアにあるアナイ鉱山でしか採取できないそうで、今は人為的にアメシストに熱処理をするというのも多くなっています。

バイカラーサファイア

バイカラーサファイアの産地で最も有名なのがタンザニアです。
サファイアに二色のカラーが発色する原因は、カリウムのせいだと言われていますがいまだ詳細はわかっていない神秘的な石です。
カラーに関して、サファイアは小粒の結晶が多いので明瞭な境界線がわかるものは少なくどれかの色が強く現れます。

神秘的で貴重なバイカラー宝石

今回は、自然界の力で生成されたバイカラーストーンをご紹介してまいりました。どれも、いわゆる突然変異から生成されているなんて驚きです。レアストーンと言われるだけありますね。希少な分、ぜひ手に入れられるなら手に入れたいですよね。良質なバイカラージュエリーをお探しの方は下のボタンから探してみてはいかがでしょうか。

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