宝石質の物はほとんど出ないと言われる『トリプライト』とは?

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皆さんは『トリプライト』という宝石を知っていますか?トリプライトは、宝石質の物は非常に透明度の高いオレンジ系の美しい石ですが、この透明度の高いトリプライトが産出することは非常に稀で、希少石としても有名です。トリプライトという名前は「3つの方向に割れやすい性質」を持っている事から名付けられたものですが、この名称から『3つの願いを叶える』パワーストーンとしても非常に高い人気を誇ります。
今回は、一般的な知名度は非常に低く、宝石質の物はほとんどないと言われる希少性トリプライトについてご紹介します。

トリプライトとは

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英名 triplite(トリプライト)
和名 トリプル石等と称される
主なカラー ピンク色、オレンジ色など
モース硬度 5~5.5
比重 3.50~3.90
屈折率 1.65~1.68
主な産地 ブラジル、パキスタン、アルゼンチンなど

トリプライトはペグマタイト(巨晶花崗岩)の中に結晶を作る鉱物で、宝石質の物が産出されることは非常に稀です。また、宝石質のトリプライトは明るいオレンジ色をしており非常に透明度も高く美しい宝石です。
この宝石は『へき開』と呼ばれる結晶面に沿って割れやすいという性質を持っているため、ある一方からの衝撃には非常に強いのですが、逆に別の方向からの衝撃が加わると簡単に割れてしまうという特徴を持っています。ちなみに鉱物の中で最も硬いと言われるダイヤモンドもこの『へき開』を持っています。

トリプライトの名前の由来

トリプライトの名前の由来は上述の『へき開』という特徴を持っていることに由来します。この名称はギリシア語で『3』を意味する「トリプル(triplos)」から来ているのですが、これは、トリプライトの鉱物的な特徴「3方向に完全なへき開を持つ」事から来ています。この「3方向に完全なへき開を持つ」という点から、『3つの願いを叶える』というロマンチックな意味でパワーストーンとしても非常に人気が高いです。

パワーストーンとしてのトリプライト

パワーストーンとしてのトリプライトは透明度は低いですが、美しいピンク色でインカローズ(ロードクロサイト)のような美しさを持っています。ただし、トリプライトの中には金属質の鉱物が混ざっているものもあり、こういったトリプライトは「ゴールデン・インカローズ」とも呼ばれることがあります。もちろんインカローズとトリプライトは全く組成が異なりますので別の鉱物です。

トリプライトが希少な理由


トリプライトはペグマタイト(巨晶花崗岩)の中で作られる結晶というのは上でもご紹介しましたね。この宝石は非常に産出量も稀で、その上、産出されたとしても基本的に不透明で岩石のような茶色の見た目の物がほとんどです。こういった理由もあり、宝石質のトリプライトは極めて稀で、希少石として有名です。
また、ペグマタイトの中で作られる事もあって、その結晶は小さなものがほとんどです。透明度の高い宝石質のトリプライトが産出されること自体非常に稀ですが、宝石質の物が見つかったとしてもほとんどの物は0.5ct程度の小粒の物がほとんどです。

まとめ

今回はオレンジ色が非常に美しいトリプライトについてご紹介しました。トリプライトは宝石質の物が産出されることは非常に稀で、『へき開』という鉱物的な特徴もあり加工も非常に難しく、コレクター垂涎のレアストーンである言えます。
宝石質のトリプライトは、非常に透明度が高く美しいオレンジ色が特徴の宝石です。一般的には市場で見かけることすらなかなか難しい宝石ですので、もし出会ったときには是非手に入れてみてはいかがでしょうか?

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