「太陽の石」と呼ばれるサンストーン【希少宝石辞典】

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みなさんは、「太陽の石」とよばれているサンストーンというものをご存じですか?今回は、オレンジ色や黄色でキラキラ輝くとてもきれいなサンストーンの魅力をご紹介してまいります。

サンストーンとは?

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出典:https://www.gia.edu/

サンストーンは正式にはヘリオライトといい、和名は日長石と言います。長石という天然石に属し、オレンジ色や黄色のキラキラした輝きを放つ石であることからギリシア語で太陽の石を意味するサンストーンと名づけられました。南インド、コンゴ、オレゴンなどから産出が確認されています。産地が変わると色彩も変わる、というのが特徴の一つです。
ちなみに、サンストーンはムーンストーン(和名:月長石)と相対する石として名前がつけられたそうですよ。

サンストーンの化学組成の秘密

珍しくてあまり知られていない希少な宝石は、「長石」のグループに属することがままにあります。ひとくちに長石といってもその中で化学組成が違い、見た目に大きな違いが出てくるのです。とりわけ、サンストーンには「アベンチュレッセンス」という特徴があり、はっきりとした輝きが出ます。

アベンチュレッセンスとは?

アベッチュレッセンスとは光り方の効果のことをいう光学効果のひとつです。具体的には小さな、板状または葉状の金属インクルージョン(内包物)に反射してきらきら輝くカラフルな動きのことを言います。しかし、サンストーンだから全てがアベンチュレッセンスであるとは限りません。アベンチュレッッセンスはインクルージョンの大きさによって現れるかどうかが決まります。インクルージョンが小さい場合は、赤みを帯びた、または黄金の光沢が現れます。 インクルージョンが大きい場合は、アベッチュレッセンスのキラキラな反射を作成します。

サンストーンを見比べる

これまでの説明でだいたい「サンストーンとはいかなるものか」がわかってきたのではないでしょうか。では、ここからは産地によって色彩が変わるサンストーンを産地別に見ていきましょう!

アメリカ・オレゴン州産
こちらはアメリカのオレゴン州で産出されたサンストーンです。銅を内包するため赤色の輝きをしています。
これはアベンチュレッッセンスが表れているものです。
インド産
こちら写真の右側がインド産のサンストーンです。先ほどのオレゴン産と比べると黄色味を帯びていることがわかります。これはアベンチュレッッセンスが表れています。ちなみに左側はキャッツアイ効果が表れているインド産のムーンストーンです。

サンストーンの逸話

最後にサンストーンが持つ石の意味や逸話をご紹介します。
名前の通り、サンストーンは太陽のようなエネルギーを持っている石と言われています。太陽は昔から私たち人間はじめさまざまなものに恵みをもたらしてくれていますのでそこからサンストーンは太陽がもつパワーのように、輝きからマイナスなエネルギーを浄化し、生命力や勝利などのポジティブなパワーを起こしてくれる効果と積極性や行動力を高め、前へと突き動かす力をサポートしてくれると言われています。
古代ギリシャやインドの話ですが太陽神の石として祝いの儀式や礼拝の際に用いられたそうですよ。

まとめ

今回は、サンストーンをご紹介してきました。いかかがでしたか?なかなか目にすることのない石ですが、どんなものかだいたいの概要はつかめたのではないでしょうか。よく探してみるとブレスレッドなどに加工して販売していることがあるので「勝利を勝ち取りたい人、本来の自分を発揮したい、潜在能力を開花させたい」という願いをお持ちの方は、ジュエリーショップなどでぜひ探してみてくださいね!

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