蛍光灯と白熱灯では宝石の見え方が違う!場面を考えた最適な宝石の選び方とは?

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宝石と言う物は、「サファイア=ブルー」や「ルビー=レッド」の様に、それぞれの宝石によってイメージするカラーがある物です。しかし、好みの色を宝石を購入して、いざ着用して外出してみると、自宅に保管している時の色味となんか微妙に変わっている…なんて経験をした事がある人は少なくないはずです。
それもそのはずで、あまり知られていないことかもしれませんが、宝石という物は同じ石であっても蛍光灯や白熱灯、そして太陽などの自然光と、光源によって微妙に色の見え方が変わると言う特徴を持っているのです。
そこで今回は、宝石の持つ面白い特徴の一つ『光源によるカラーの見え方』にスポットを当ててみたいと思います!

光源によってカラーが変わるアレキサンドライト

光源によってカラーが変わる宝石と言えば、アレキサンドライトを思い浮かべる人が多いでしょう。アレキサンドライトは、「昼のエメラルド」、「夜のルビー」と形容されるほどそのカラーが激変する宝石で、日光の下では緑がかった青色から深緑を発色し、蛍光灯の下などでは深紅系や赤紫、オレンジ色を発色するといったように大きくカラーが変わる物なのです。
もちろん全ての宝石が、アレキサンドライトほど光源によってカラーが変化すると言う訳ではありませんが、微妙な違いを見せる宝石は意外に多いものです。これは、蛍光灯や白熱灯と言ったごく一般的な場所での光源によって美しさが変わると言う事ですので、宝石の使用場面を考えて最適なジュエリーを着用するには、この特徴はつかんでおきたいものです。

「皇帝の宝石」と言われるアレキサンドライトの品質評価基準は?

2017.09.28

光源によって変わる宝石の色味とは?

それでは、光源によってそれぞれの宝石がどのように変わると言われているのか見ていきましょう。ここでは、一般的に言われている事をご紹介しますが、もちろん宝石の色味などは個人の趣味もありますし、絶対に正しい意見だと言う訳ではないと思っておきましょう。

蛍光灯の下ではブルー系の宝石?

aquamお仕事の中でワンポイントととして、美しい宝石をあしらったアクセサリーを着用する方は多いですよね。この場合、ほとんどのオフィスでは蛍光灯の下でお仕事すると考えられます。
こういった蛍光灯の下では、ブルー系の宝石が蛍光灯の光によってより美しく見えると言われています。例えばサファイアやアクアマリンの様な宝石ですね。逆にルビーなどと言った赤やオレンジ系統といった暖色系のカラーの物は、その美しさが半減してしまうと言われています。

白熱灯の下では暖色系カラーの宝石?

20161003_5_00それでは、白熱灯の下ではどのような宝石が向いているのでしょうか?これは話の流れで「ピン」ときたと言う方も多いかもしれませんが、蛍光灯の時とは逆に赤やオレンジといった暖色系の宝石が、その美しさを引き出されると言われています。つまり、ルビーやオレンジ系のスフェーンなどがオススメです。
サファイアやアクアマリンなどのブルー系の宝石は、美しさを欠いてしまうと言われるので注意が必要かもですね。もちろんこのような宝石の見え方については、宝石を購入しようとお店に行ったときにも知っておくと、品質を見るのにも役に立つと思います。

まとめ

今回は、光源の違いによる宝石の見え方の違いにスポットを当ててご紹介してきました。アレキサンドライトであれば、カラーが全く変わり『アレキサンドライト効果』とまで言われるほどですので、その効果を目的に購入する人がほとんどでしょう。しかし、覚えておいてほしいのは、どのような宝石だとしても、光源の違いや光が入る角度によってその美しさが微妙に変わってしまうと言う事です。
もちろん、色味の美しさという物は個人の趣味によって感じ方が変わる物ですが、このような現象があると言う事を知っているか知っていないかは大きな違いだと言えます。お気に入りの宝石があれば、一度ご自宅で、白熱灯と蛍光灯によるカラーの違いを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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