誰もが知ってるルビーの豆知識をまとめてご紹介!

Rating: 平均:4.5 総合:9
rubyict

「知っている宝石を上げてください。」と言われた時、ダイヤモンドやサファイアなどと並びルビーも真っ先に出てくるでしょう。このルビーという宝石は、深い赤色が特徴で、『宝石の女王』などとも呼ばれ全宝石の中でもトップクラスの人気があります。当たり前ですが、人気が高い宝石ですので、高品質なものは目が飛び出るほどの価格が付くことも珍しくなく、ルビーが憧れの宝石だという人も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、誰もが愛してやまない『ルビーの豆知識』についてご紹介していきたいと思います。

ルビーにまつわる豆知識いろいろ

それでは、ルビーに関する様々な豆知識をご紹介していきましょう。ルビーは産出量も少ない為、非常に希少価値が高い宝石として有名です。その深い赤色から『宝石の女王』等とも呼ばれ非常に高い人気を誇ります。
赤い色を持った宝石は、他にもたくさんあるのですが、圧倒的な知名度を持つルビーには豆知識的なものも結構多く、知っているだけでも意外と面白いものです。

まずはルビーの基礎知識から!

それではまず、ルビー好きなら絶対に知っておきたい基礎知識からご紹介したいと思います。

  • 実はサファイアと同じ鉱物
    これは有名ですね。実はルビーとサファイアは『コランダム』と呼ばれる同じ鉱物なのです。そして、コランダムの中で赤色の物を『ルビー』それ以外の物を『サファイア』と呼ぶのです。この違いは、コランダムの中に1%だけクロムが含まれることでルビーになるのです。
  • 天然のルビーはアジアに偏って産出
    ルビーとサファイアは上述の通り同種の鉱物で、微量のクロムを含むものがルビーで、鉄やチタンを含むとサファイアとなります。そして、このルビーの原産地はミャンマー、スリランカ、タイなど、アジアに限定され、欧米では採れないのです。
  • 大きな結晶は少ない
    ほとんどの宝石に言えますが、ルビーも大きな結晶が産出することは非常に稀です。そもそも産出量が少ないと言われるルビーですが、3カラット超えの大きなルビーは滅多に産出することがなく、驚くほどの価格が付きます。

産地によって違う名称が

上述したように、ルビーはアジアに偏って産出されるものです。そして、その産地ごとに微妙に色合いが違う事で有名です。その中でも特に希少価値が高いと言われるのは、ミャンマーで産出されるルビーで、その赤紫色のカラーは『ピジョン・ブラッド(鳩の血)』と呼ばれ特に高額で取引されます。他には、タイで産出されるものは、黒っぽい赤色をしている事から『ビーフ・ブラッド(牛の血)』と呼ばれるなど、産地によっていろいろな名称で呼ばれます。

スター効果を持つものもある

1405129_00宝石の中には、『スター効果』や『アステリズムスター効果』等と呼ばれる、表面に4条または6条の星のような筋が見られる問題のがあります。本来、透明度の高いものほど高価となる宝石ですから、こういった内包物は価値を下げる要因となるものです。しかし、星のように美しく出るスター効果は、宝石の特別な表情として価値を高めるものです。ルビーの中には、このスター効果を持つものが稀に産出され、赤味の強いルビーにスター効果が入っているものは、非常に高い価格で取引されます。

まとめ

今回は、宝石の中でも特に人気の高いルビーの豆知識についてご紹介してきました。基本的な知識も多かったので、聞いたことがある内容もあったかもしれませんね。本稿でもご紹介したように、ルビーはアジアに偏って産出する宝石で、産地から遠い西洋では古くから神秘的な宝石として扱われていたそうです。特に、アラビアンナイトの時代には、ペルシャやインドで秘薬として用いられるなど、まさに『神秘の宝石』と言ってよいほどの扱いを受けていたそうです。
現在でも『宝石の女王』として、特別な人気を誇る宝石ですので、ぜひお気に入りのルビーを手に入れてみてはいかがでしょうか。

シェア!

1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (2 投票, 平均点: 4.50)
Loading...