「日本の石」に決まった翡翠のパワーに迫る
翡翠は、その豊富な色の原石が『美しい”翡翠”（カワセミ）』をイメージさせることから”翡翠玉”と呼ばれるようになり、 その名前が中国から日本へと伝わってきたとされています。日本では年齢を重ねるとともに魅力がわかるとも言われる翡翠ですが、珍重されて来たのは古くからのこと。中国など、アジアでは若い世代から大切にされ代々引き継がれている宝石です。
今回は、そんな翡翠についてご紹介いたします。
そもそも翡翠って？
ジェダイト（硬玉）を意味し、グリーンの輝石の一種です。日本では腰痛を治すおまじないの石などを意味していて、昔から日本人には好まれてきました。その一つの例として、縄文時代に勾玉として使用されていて、皆さん日本史の教科書などで一度は見たことがあるかと思います。翡翠は、詳しくいうとジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)の２種類に分けられますが扱い的には同じものと認識されています。
翡翠が希少なわけ
翡翠はヒスイ輝石が集まってできたものです。そのヒスイ輝石は組成的には地中によくあるNaAlSi2O6なのですが、生成条件が低温高圧という特殊な環境なので、産地が限られ、量が少なくなっています。
翡翠の種類
一般的にイメージされる翡翠のカラーは緑色ですが、それ以外に 大きく分けて、ラベンダー、橙色、黄色、青、赤、黒、茶色、無色などがあります。 細かく分類すると、実際には100色以上の様々なカラーがあるそうです。その中でも、緑色の翡翠の中で最高に美しく希少とされているものをご紹介します
それは、「ロウカン」と呼ばれる宝石品質のものです。
どんなものが良いとされているかというと、透明感に優れ、キメの細かい質感のものが良いとされています。 加工の際には、ルースとしてカボションカットされる場合、縦、横、高さのバランスの取れた、 ふっくらとしたプロポーションにカットされた状態で、上記の全てのバランスを保たれるものが、 最高品質とされています。
翡翠はパワーがある石
今回は、パワーのある石といわれている翡翠をご紹介してまいりました。翡翠は『忍耐、調和、飛躍』を表す鉱物とされ、東洋では古来より『あらゆる成功と繁栄』を象徴する石として大切にされてきました。秘めた能力を開花させ、夢や目標を達成させる心強いサポートをしてくれるといわれています。そんな翡翠を一つは持っておきたいものですよね。しっくりくるジュエリーを探してみてくださいね。
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