無色透明の宝石をまとめてご紹介!ダイヤだけじゃないって知っていますか?

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皆さんは「無色透明の宝石とは?」と聞かれると何を思い浮かべますか?ほとんどの方は宝石の王様といえる美しいダイヤモンドをイメージすることでしょう。ダイヤモンドはすべての宝石の代表ともいえる物で、知名度で言えば圧倒的だと思いますね。しかし、当たり前のことですが『無色透明の宝石』はダイヤモンドだけではないのです。そこで本稿では、無色透明な宝石にはどのような宝石があるのか、一覧にしてご紹介していきたいと思います。

宝石の王様ダイヤモンド

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無色透明の宝石としてダイヤモンドを外すわけにはいかないですね。ダイヤモンドの中にはピンクダイヤモンドやイエローダイヤモンドのように、カラーのついたものもあるのですが、多くの方は『ダイヤモンド=無色透明』とのイメージが強いと思います。ダイヤモンドは、その高い知名度から、婚約指輪や普段使いのアクセサリーまで様々な場面で使用される誰にでも愛される宝石です。一般的に『非常に硬い』とのイメージが浸透しているため、「ダイヤモンドは割れない!」と思っている人は多いものですが、実は一定方向から加わる力にはそこまで強くなく、意外ともろく割れてしまうこともあるので注意が必要です。

透明のサファイアもあるんです

サファイアといえば、美しい深いブルーの宝石をイメージする人が多く、ダイヤモンドと並んでトップクラスの知名度と人気がある宝石です。最近ではファンシーカラーサファイアなどと呼ばれ、ブルー以外のサファイアも人気が上がっていますが、実はそれ以外にも無色透明のサファイアもあるのです。無色透明のサファイアは、ダイヤモンドと比較して、落ち着いた輝きを見せるため、非常にお勧めの宝石の一つでもあります。

地球最古の鉱物といわれるジルコン

gd3729-m-01-dl※上画像はブルージルコンです
ジルコンは、火成岩中に微小な結晶として産出されることが多い宝石です。このジルコンは、オーストラリアのジャックヒルズで地球最古の鉱物として見つかったいわれています。また、ジルコンは、見た目上ダイヤモンドに非常に似ているため、古くからダイヤモンドの類似石として利用されていたことも有名ですね。ただし、近年合成石のダイヤモンドの模造品『キュービックジルコニア』を指してジルコンという人がいますが、ジルコニアとは全く別物ですので注意して下さい。ジルコンはれっきとした宝石ですよ!

無色のトルマリン『アクロアイト』

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アクロアイトはギリシャ語で無色を意味する『アクロ』から名づけられた宝石で、無色透明なトルマリンの特別な名称です。トルマリンは非常に豊富なカラーバリエーションを持っていることで有名ですが、その中でも無色透明なアクロアイトは最も知名度が低いものかもしれませんね。しかし、基本的に何らかのカラーを持って産出するトルマリンの中で、エンハンスメントされていないアクロアイトは市場で見かけることもほとんどないぐらいに希少といえます。トルマリンをコレクションしている方は、是非アクロアイトも手に入れてみてはいかがでしょう?

まとめ

今回は、宝石の中でも無色透明な宝石を中心にご紹介してきました。ほとんどの方は、無色透明な宝石と聞くとダイヤモンドばかりをイメージすると思いますが、本稿でご紹介しているように、他にも無色透明で美しい宝石はあるのです。もちろん、上述した以外にも水晶やゴーシェナイトなど知名度がそれなりに高いものもあります。
宝石というものは、好みのカラーを楽しむために所持すると考えている人も多いかもしれませんが、今回ご紹介したような無色透明で、宝石本来の輝きを楽しむことができるのもいいものですよ!

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