「ジュエリーの本場はどこですか?」と聞かれると思い浮かぶのはヨーロッパですよね?でも、「宝石の産地は?」といって聞かれるのは、宝石大国と言われる「ブラジル」様々な希少石を産出する「アメリカ」コランダムの聖地ミャンマーやスリランカを中心とした「アジア全域」、ありとあらゆる宝石が産出される「アフリカ」などで、ヨーロッパは宝石の産地としてのイメージはあまりないと思います。
しかし、ヨーロッパでも宝石は採れるんです。今回はヨーロッパで採れる代表的な宝石の一部をご紹介します。
実はあの宝石があの町でとれるなんて!
ヨーロッパでも上質な宝石の採掘はされています。このサイトでもドイツで産出される「アウイナイト」等はご紹介したこともありますね。でも、他にも良質な宝石がとれる場所があるんですよ!
■イギリス産フローライト
イギリス産フローライトの特徴は、紫外線によく反応し「蛍光現象」が強く現れる事が有名です。
この石の面白いのは、濃いグリーンの発色の物が紫外線を当てると蛍光反応をおこし、ブルー色に宝石全体が輝いて見えることです!太陽光などでもこの幻想的反応が出ますので、とても人気があります。
■ドイツ産アウイナイト
■スペイン産スファレライト
宝石質の「スファレライト」は昔、日本でも発見され「べっ甲」として親しまれましたが現在では採掘は終了しています。
■フランス産サファイア
フランスで産出されるサファイアは、青と緑が共存しているような色合いのものが多いですが超特級品はパーフェクトな「ロイヤルブルー」が産出されます。採掘の方法は、砂金採取の様に手で集めたものを大切にカットするそうです。流石フランスといった感じですね。
また、フランス産サファイアは現地の宝石商でも数人しか取り扱ってないそうで、レア中のレアな宝石です!
■イタリア産珊瑚
元々、世界で最古の珊瑚は、イタリアを中心とした地中海産の物が当たり前だったのはご存知ですか?日本でも近海で珊瑚が発見される以前より「地中海産(イタリア)珊瑚」を輸入していたのです。イタリア産珊瑚の特徴は、日本産等と違い白い色の「フ」が無く単一な色なため、仕上がり面に色ムラが少なく色調は美しい赤色を示すことです。また、色ムラが少ない為、小さなパーツで作るアクセサリーを作るのに重宝されるそうです。
価値のある宝石が取れるヨーロッパ
今回は、ヨーロッパで産出される宝石についてご紹介してきました。宝石の産地としてはあまり知られていないヨーロッパですが、希少なものや価値のあるものが多く取れるのは驚きですね。日本ではあまり有名ではないものもありますが知っておくとジュエリー購入を検討する際に役立つかもしれませんね!