超希少な宝石!オレンジに輝く真珠『メロパール』について

Rating: 平均:5 総合:5
meropalict

今回は、優しいオレンジカラーを持ったパール『メロパール』についてご紹介します。パールといえば、日本国内でも非常になじみ深い宝石なのですが、このメロパールは珍しすぎて市場に出回ることがあまりにも少ないため、知名度が極端に低いです。
日本国内で流通するパールの多くは、アコヤ貝を母貝としたアコヤ真珠ですが、このメロパールは主に南シナ海に生息する『ハルカゼヤシガイ』から非常に稀に採取されるものです。美しいオレンジカラーを持っており、フレームと呼ばれる小鱗模様が確認できるものが最上級とされるのですが、通常のパールと異なり店頭に並ぶことはほとんどありません。
今回は、そんなメロパールについてご紹介します。

メロパールの基礎知識

名前 メロパール/メロメロパール
英語名 Melo Pearl/Melo melo Pearl
和名 メロ真珠
白、黄色、オレンジ、赤褐色
硬さ(モース硬度) 約5
光沢 ガラス光沢
誕生石 6月(※パール全体として)

メロパールは、上述したように南シナ海を中心に生息する『ハルカゼヤシガイ』から非常に稀に採取されるものです。宝石としては、淡く優しいオレンジカラーなのが特徴で、肉眼で小鱗模様が確認できるものほど評価が高くなります。このメロパールは、真珠の代表ともいえるアコヤ真珠やシロチョウ真珠と異なり真珠層を持っていないことも特徴で、そのため真珠特有の美しさとも言われる虹色の光沢「オリエント効果」などを見ることはできません。

メロパールに似たパール

通常の真珠は、炭酸カルシウムと、外套膜から分泌される複合蛋白質との層状構造をなして形成されます。そのため、真珠光沢と言われる虹色の光沢『オリエント効果』を持つのですが、上述のようにメロパールはオリエント効果を持っていません。これは、メロパールが交差板構造にて形成されているからで、オリエント効果を持たない代わりに、小さなウロコ状に見える「小鱗模様(フレーム/flames)」を持っています。
ちなみに、メロパールと同じく交差板構造にて形成されるパールには、カリブ海全域に生息する「ピンク貝」から採れるコンクパールや、「ダイオウイトマキボラ」から採れる濃赤色のホースコンクパールがあります。

メロパールの価値について

メロパールは、現在の技術でも養殖は難しいと言われる巻貝から採取されるものです。そのため、天然のものしか流通せず、非常に高い希少価値があります。基本的に食用として獲られたハルカゼヤシガイから副産物として入手できる物のため、市場に出回るような数は流通せず、限られたショップでしか見ることもできません。また、アコヤ真珠のイメージが強い人からすれば、パールは小指の先ほどの大きさとイメージするでしょうが、メロパールは現存する最大のものでゴルフボール大の大きさのものがあると報告されています。
なお、メロパールは、美しいオレンジ色のもので、小鱗模様が肉眼で確認できるようなものが最高級とされ、1999年香港で開催されたオークションでは、約23mm×19mmのメロパールが当時の換算で約8700万円で落札されました。

まとめ

今回は、パールの中でも目にする事すら難しいメロパールについてご紹介しました。日本でパールといえば、あこや貝から採取できるアコヤ真珠が有名ですが、実は真珠にはさまざまな種類があるのです。最近ではゴールデンパールなどと呼ばれる金色のパールなども人気ですが、本稿でご紹介したメロパールはとてもやさしいオレンジ色を持っており、誰の目も楽しませてくれること間違いなしだと思います。
ただし、メロパールは非常に流通量が少ないため、なかなかお目にかかる事すら難しいものです。当然、手に入れる場合にはそれなりの価格を覚悟しなければいけないですよ!

シェア!

1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (1 投票, 平均点: 5.00)
Loading...