宝石には、人間の目では確認することのできない小さな傷やカケ、宝石加工の仕上がり具合を見る為にはに欠かせないのがルーペです。ジュエリーの鑑定士さんがルーペを持って宝石を鑑定する姿は、とてもかっこいいですよね。
私たち素人が、見よう見まねでルーペを持ってもサマになりません。それはプロの鑑定士さんには、ルーペの使い方というものがあるからなんです!ルーペの使い方で宝石のプロかどうか一目でわかってしまうそう…。
今回は鑑定士のルーペの使い方をご紹介します!
プロのルーペの使い方のポイント
- 10倍のものを使う
プロのダイヤモンドの鑑定にも10倍のものを使用します。宝石業者が10倍ルーペを持っているのはダイアモンドのクラリティー・グレードの基準が10倍でダイアモンドを見たときと定義しているから都合がいいからだそうです。 - 両目で見る
ルーペは片方の目だけを使うのでレンズを覗いていない方の目を瞑ってしまいたくなりますよね。しかしそこはぐっと我慢してください。
プロの鑑定士の方々は片目を瞑らず宝石を鑑定しているのでぜひチェックしてみてください。 - ルーペを持った手を顔にそっと当てて固定する
ルーペもとても小さいものですが、さらに宝石は小さいです。見ている時にブレないようにしっかりルーペを固定します。そうすると宝石と一定の位置を保ちながら見ることができます。 - ルーペは固定で、宝石やジュリーを動かす
これが、素人かプロかの見分けポイントと言っても過言ではありません。実は素人はルーペを覗くとピントを合わせるためにルーペを動かしたくなるそうなんです。しかし、先ほどと同様にルーペを動かしてしまうとブレてしまうのでプロは宝石を動かしてピントを合わせるそうです。
これでプロ鑑定士の仲間入り?
今回はプロ鑑定士のルーペの使い方をご紹介してきました。細かいことですがたった4つのことを意識してつかうだけでルーペの使い方が様になります!
もしかしたら、あなたも今日から宝石のプロの仲間入りが出来てしまうかもしれませんね!ジュエリーショップに足を運んだ際はぜひ鑑定士さんが鑑定している様子を見てみてください。ご紹介した4つの技以外にもプロ技を見つけられるかもしれません。