宝石研磨として有名な場所としては、ドイツの「イーダー・オーバシュタイン」やタイの「バンコク」などが思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。宝石研磨の世界はどちらかというと海外が有名で、ドイツなどは一般公開された宝石鉱山もあり、お金を払えば宝石の採掘もできるなど観光の一環としても役立っています。
では、日本国内はというと…国内では宝石研磨士やカッターに対する注目はあまりされていないようです。しかし、実は日本にも素晴らしい宝石研磨士がいるのです!
今回は日本の誇るすご技研磨士の技術にスポットを当てたいと思います。
世界で一人の技術「180面体カット キキョウカット」
世界でも注目されている日本の宝石研磨士は、厚生労働省が「卓越した技能者」を表彰する『現代の名工』にも選ばれている清水幸雄さんです。
清水さんは、伝統の宝石研磨技術「手磨り」を継承されている一人で、世界で”唯一”清水さんのみにできるといわれる「キキョウカット」を作り出した宝石研磨士です。
キキョウカット
正五角形12枚で囲んだ正12面体をベースに、それぞれの五角の中心に向かって稜線のある5面のファセット・カットをし、合計180面を有するカット。
引用:
http://www.pref.yamanashi.jp/
世界に誇る日本の名工『清水幸雄』
今回は、世界に誇る日本の名工『清水幸雄』さんがハンドメイドで作る「キキョウカット」をご紹介してきました。昔から職人の国として地位を築いている、日本の職人だからこそできる手作業の「キキョウカット」は、現在世界中でも清水さんしか作り出すことが出来ないそうです。自分は関係ないのですがなぜか誇らしい気分になってしまいますね!
最後に世界に唯一の腕を持つ『清水幸雄』さんのプロフィールをご紹介します。
株式会社シミズ貴石
http://www.s-kiseki.co.jp/
県立宝石美術専門学校講師
2015年現代の名工
2016年黄綬褒章を受章