綺麗な鉱物の原石をピアスやネックレス、指輪などの素敵なジュエリーに変身させるジュエリーデザイナー。鉱物の良さを活かせるかどうかは、このデザインの過程にかかっていると言っても過言ではありませんよね。
しかし、ジュエリーデザイナーとして華やかな世界を創造する立場になるには並大抵の努力ではかないません。
今回は、そんなジュエリーデザイナーってどうやったらなれるの?という疑問を解決していきます。
ジュエリーデザイナーって?
出典:https://kids.gakken.co.jp/shinro/shigoto/occup/detail/109.html
どうやったらなれるの?
まずは、宝石デザインの専門学校で基本を習得するのがセオリーです。専門学校へは、美術系の大学を卒業後、あらためて入学する人も多いそうです。
専門学校で知識を習得した後は、宝石加工会社に勤めながら百貨店、宝石店、ホテルの催事など、売り場に応じたデザインを学んでいきます。そして技術とセンスを磨くのです。そのようにして経験を積み、いよいよフリーランスになり百貨店やデパートの宝石部門などと契約し、お客様のリクエストに応じた宝石デザインを行うのです。
宝石デザインの専門学校やジュエリースクール、美術系の大学・短大などで工芸技術 (デザインセンスを磨く) ↓ ジュエリーメーカーのデザイン部、宝飾品クラフト製作所、 リフォームショップなどに勤務します (企画・製作実務) ↓ フリーランス
が一般的な流れのようです。
フリーランスになったら
出典:http://japaneseclass.jp/
収入は、目安ですがデザイン料とそのほかに「加工料」としてデザイン料の3倍ほどの金額を頂いてお仕事をします。完成品にお客様が満足することが、この上ない喜びですが、綿密に打ち合わせをしても、デザイン画だけでは完成品をイメージさせることがむずかしく、返品されることもあるとのこと。きわめて細かい作業の連続なので、おおざっぱな性格の人は向いていないと言われています。
また、宝石は贅沢品の代表であるため、利益は常に景気に左右されてしまいます。最近では、イタリアなどの宝石専門学校に海外留学をする人も増えていますが、ヨーロッパの人たちと日本人では、体格、肌の色、ファッション、アクセサリーの好みなどが違うため、海外で習得した技術やセンスがそのまま日本で応用出来ないことも多く、注意が必要です。
ジュエリーデザイナーは、材料のカット・研磨を専門とするジュエリークラフトと分業する場合もありますが、多くは最初から最後までの全製作行程を自分の手で行います。さらに、ジュエリーは親から譲り受けることも多いため、古くなったアクセサリーの修理やリフォームの依頼を請け負うことも多々あります。
尚、ジュエリーデザイナーとして活動する際、資格は特に必須ではありませんが、ジュエリーコーディネーターや貴金属装身具技能士などの関連資格があります。
いかがでしたか?
華やかなジュエリーデザイナーは並大抵の努力ではなかなか手の届かない職業なんですね。
宝石の性質や加工法に関する知識のほか、確かなデッサン力と、デッサン画を立体的にイメージする力、美的センスやオリジナリティが求められますので目指している方は多岐に渡って知識をつけていく必要がありそうですね。