ルースを素手で触ると皮脂がつき宝石本来の輝きを発揮できなくなるということは皆様ご存知かと思います。
でも、そんな時どうしたらいいの?と思いますよね。今回はルースを扱う時のプロの技をご紹介します!
ルースとは枠や台についていない、カットを施した「裸石」のことです。文字どおり、裸の石の素顔です。使い方はそのまま持つもよし、自分好みのジュエリーにするもよしというところです。
プロの愛用品!ピンセット
ルースでジュエリーをコレクションするときに持っておきたいのがプロ愛用の宝飾専用のピンセット!
ピンセットならなんでもOKじゃないの?と思われるかもしれませんがそうではないんです。
宝石用のピンセットとは?
私たちも使用するプロ愛用のピンセットがこちらです。
出典:http://himozuke.com/
宝石は種類によって硬度が異なります。宝石をつかむ際に、ピンセットの挟む能力が弱いと何度も落としたり挟み直したりで、時にはキズがいってしまうこともあり得ます。
そこで、先端がより挟みやすく、挟んだら動かないようにする機能が付いたものまであるのが宝飾用ピンセットです。
宝石用のピンセットの使い方
宝石用ピンセットの使い方ポイントは「掴み方」と「力加減」です。
ピンセットでルースを掴む際には、まず平らな面にルースを置きます。
その時の置き方は宝石の底面を上に向けて置くことがポイントです。
その状態で、ピンセットを寝かせ、横からガードル(外周部)を両側から挟みこみます。
このつかみ方だと、石の輝きや色の変化を確認することが出来ます。
〜力加減〜
ピンセットで石を挟む際には、強く力を入れて挟んではいけません。強く挟み込むと、少しでも挟んでいる面がずれると、石がどこかに飛んでいってしまいます。宝石を扱う者は誰しもが通る道ですが、小さな石は本当にとてもよく飛ぶそう。石を保持出来るだけの、できるだけ弱い力でやさしく挟み込みます。
宝石のつかみ方の動画があったので一度参考にしてみてください!
ルースを正しく扱う
今回はルースの扱い方、宝石用のピンセットの使い方をご紹介してまいりました。いかがでしたか?
何気なく使うピンセットでも宝石を扱う場合は注意するだけやしポイントがいくつかあります。正しい扱い方を心がけて、その石本来の美しさを100%楽しんでくださいね。