日本で採られる宝石って?

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kouseki

宝石は世界各地色々な場所で採取されていますが、なんだか産地は外国ばかりのような…。いえいえ日本でも良質な宝石がとれるんです!今回は、日本で取れる宝石にの種類やなぜ日本の宝石はなかなか見かけないのかなど、日本の宝石の秘密をご紹介していきます。

日本国内で採取できる宝石

日本国内でも色々な宝石品質の原石は採掘することはできます。実は思った以上に「国産パール」や高知県で採取される「土佐サンゴ」は海外でも非常に評価が高いものです!ただし、珊瑚、真珠については宝石品質の原石がとれる確率は非常に稀です

サンゴ

sang
通常のサンゴより希少価値が高いものが取れます。それは、樹枝状の形をしているからです。また、日本の珊瑚は「フ」という人間でいう骨のようなものがあるのが常でそれがない日本産の珊瑚は更に希少です。

産地でいうと高知県産のものが「血赤サンゴ」と呼ばれ、海外では特に評価が高いです。

和真珠

本土で養殖されている真珠はアコヤ貝を母貝にするものがほとんどです。しかし、沖縄では白蝶貝、黒蝶貝を母貝にした養殖が行われています。

日本国内で養殖された「あこや真珠」は「和珠真珠」と呼ばれ、キメ細やかな真珠層が特徴で、美しい輝きを持ち、最高級品の真珠であると世界的にも評価が高いです。

日本翡翠

半透明濃緑色の宝石『翡翠』は縄文・弥生時代の頃より日本国内で採取されてきました。
特に、新潟県糸魚川市から富山県下新川郡朝日町にかけて産出される物は「糸魚川翡翠」とのブランド名をつけられるほど人気があります。日本翡翠はもう枯渇し、市場からなくなってしまうとの情報などが出回ることもあるみたいですが、糸魚川市近辺には相当量ストックがあり現在のような流通であれば当面は心配ないそうです。

水晶日本式双晶

長崎県奈留島では双水晶が採掘されます。日本式双晶は、一つの結晶面を共有した2つの水晶が、約85度(84度33分)の角度で接合する、双晶水晶の1つのタイプです。日本式双晶の特徴は接合の角度84度33分です。海外では”Japan Twin(ジャパンツイン)”と呼ばれ、コレクターに非常に高い人気があります。奈留島産は現在採取禁止となっていますので激レアです!

日本産の宝石がショップであまり見ない理由

上で紹介した以外にも、日本国内ではほかにも様々な宝石を採掘することができます。しかも海外では「土佐サンゴ」「国産パール」など非常に高い評価を受けているものも多くあります。でも、以外に国産の宝石をジュエリーショップで見かけることは少ないと思いませんか?
その理由は「採掘にかかる費用が高額」になるという単純な理由が大きいそうです。そもそも日本の人件費は他の宝石産出国に比べ高いため、日本で採掘を行うよりは、外国産の宝石を買ってきてジュエリーに加工したほうがコストがかからないためです。

まとめ

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出典:http://www.niigata-kankou.or.jp/

今回は、日本で採取できる国産の宝石についてをご紹介してきました。
『一攫千金?!』のようなTV番組を見たこともある方は多いでしょうが、実際はそこまでうまくいくことはほとんどありません…それでもレジャーとして宝石を取りに行く楽しさはあります。特に糸魚川市の姫川から翡翠が流れ出る海岸は『ヒスイ海岸』なんて呼ばれ、結構な人が翡翠採取を楽しんでいるみたいです。過去には100万円を超える翡翠原石が発見された事でも話題になりました!砂金採取と同じように家族旅行などのレジャーとして宝石採取に行くのも良いかもしれませんね!
ただし、宝石の採取に行く際は、「採取禁止地域」等をきちんと守らなければ、あらぬトラブルに巻き込まれる可能性もあるので事前に調査するようにしましょう!

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