『ターコイズ』とも呼ばれるトルコ石。主な産地とその特徴をご紹介

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晴れ渡った青空ののようなブルーが美しいトルコ石はご存知ですね。トルコ石はターコイズとも呼ばれる宝石でイランやギリシャ、中国などでは古代から装飾品として愛されてきました。
このトルコ石という宝石は古くから非常に珍重されていた宝石で、その為か模造品が最初に作られた宝石とも言われています。皆さんも学生の時に習ったことのある古代エジプトの遺跡からもガラスを使った模造品と本物のトルコ石が一緒に出土することがよくあるそうです。今回はそんなトルコ石の産地による違いをご紹介します。

トルコ石ってどんな石

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トルコ石(ターコイズ)は燐酸塩鉱物に分類される宝石で主成分は同とアルミニウムです。この宝石は最も古い宝石の一つにも数えられ、古代エジプトでは女王のブレスレットにトルコ石が使われていました。トルコ石のカラーは空色に近い青色から青緑色まであり、青色は銅による発色です。そしてアルミニウムの一部が鉄に置き換わると緑色を帯びていき、鉄分が多いほど緑色が濃くなります。この時、銅よりも鉄が多くなってしまうと青みがなくなり緑色や黄緑色に変化し、この場合、鉱物名も鉄トルコ石と呼ばれるようになります。ちなみに宝石名に『トルコ』と入っていますがトルコで産出されることはありません。これはイランやエジプトで採掘されたものがトルコを経由して地中海地方に持ち込まれたことからついた宝石名だそうです。

トルコ石の産地と特徴

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現在トルコ石最大の産地はアメリカのアリゾナ州です。そのほかには古くからトルコ石の産地として有名なイランや中国などが主な産地として有名です。もちろん産地によってそれぞれ特徴が違ってきますのでそれぞれのトルコ石の特徴をご紹介します。

イラン産のトルコ石

イラン産のトルコ石は2000年もの長い歴史を持っています。イラン産のトルコ石の特徴は美しい『ターコイズブルー』のカラーを研磨してから20年以上も保つ非常に高品質な物が産出するということです。

アメリカ産のトルコ石

アメリカ産のトルコ石はイラン産と比較すると耐久力が低いという特徴を持っています。その為、年月が経過すると変色する可能性もあり、カットを施す際には透明なアクリルを原石に浸透させてからカットされることがほとんどです。
また、トルコ石にはメイトリックスと言われる黒い蜘蛛の巣の溶暗独特な模様が入ることが一般的なのですが、アメリカ産のトルコ石はこのメイトリックスを持つものと持たないものが存在するのも特徴です。

中国産のトルコ石

中国産のトルコ石はアメリカ産トルコ石同様、耐久力が低いため透明のアクリルを浸透させる処理が必要とされます。また、他地域で産出されるトルコ石と比較すると色が濃いな物が多いのも特徴の一つで、グリーンに近いものも多く産出されます。
中国産のトルコ石のほとんどはメイトリックスが入っているのも特徴の一つにあげられますね。

まとめ

今回は空のようなブルーが美しいトルコ石についてご紹介しました。トルコ石は産地によってさまざまな特徴を持っている宝石なのがわかっていただけましたか?
トルコ石の品質はイラン産の天然の石なのか?アクリルを浸透させる処理が施されたものではないのか?ということが重要視されます。ほかにもメイトリックスのバランスがいい物や模様の入っていない無地の石が評価が上がりますので、こういったポイントを押さえておくことがいいですね。ちなみにトルコ石は皮脂に弱い性質を持っているので、身に付けた後は柔らかい布などで拭くなどお手入れに注意しましょう。

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