『宝石の国』で知名度が上がったフォスフォフィライトってどんな石?

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皆さんは『フォスフォフィライト』という宝石って知っていますか?この宝石は一般の人はもちろん、少し宝石に詳しい程度の人はほとんどの人は知らないだろうなという宝石だったのですが、その状況がここ1・2年で激変しています。というのも当サイトでも何度かご紹介したことのある漫画『宝石の国』の中に出てくるキャラクターの名前に『フォスフォフィライト』が使用されたことによります。これによって宝石にはあまり興味のない人の方が知名度が高いかもしれないという奇妙な現象が起こっている『フォスフォフィライト』ですが、今回はその『フォスフォフィライト』にスポットを当てたいと思います。

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2017.08.22

フォスフォフィライトとは?

フォスフォフィライトは産地や個体差による違いもありますが、ネオンカラーを感じる透明青緑色をしているのが特徴で、このネオンカラーは光を遮断したあとも発光し続ける「フォスフォレッセンス」という性質を持っていることにもよります。鉱物的には燐酸化鉱物の一種となるのですが、これはこの宝石の名前の由来にもなっています。『フォスフォフィライト』という名前は少し読みにくく変わった名前に聞こえますが、これはギリシャ語で燐を意味する『phospho(フォスフォ)』と葉片状を意味する「phullon」から来ています。
『フォスフォフィライト』の産地的な特徴は宝石質なものは基本的にボリビアのセオ・リオ・デ・ポトシ産だということです。基本的に色合いが良く透明度の高い宝石質の物はボリビアでしか産出されず非常に希少性の高い宝石としてコレクターの間では人気があります。
宝石名 フォスフォフィライト
和名 燐葉石
カラー 無色、青緑色
モース硬度 3~3.5程度
比重 3.08~3.31程度
屈折率 1.595~1.621程度
主な産地 ボリビア、ドイツ等

フォスフォフィライトの希少性

フォスフォフィライトは宝石の中でも特に希少性の高い宝石です。その大きな理由の一つに世界中の中で特定の地域でしか宝石品質のものが産出しないという点があります。宝石品質のフォスフォフィライトは限定的にボリビアでのみ産出すると言われ、他の地域では本当にごく稀に宝石品質の物が見つかるといった程度です。ボリビア産のフォスフォフィライトは他の地域で産出するものと比較するとマンガンの含有量が少なく美しいネオンカラーを感じる青緑色で人気があります。
またこの宝石はモース硬度が低く劈開性が強いという特徴を持っているため大粒の原石はほとんど産出されません。そのため基本的に1ctを超えるルースは非常に稀で究極のレア宝石の一つと言われています。因みにフォスフォフィライトはモース硬度が非常に低いためジュエリーに加工するには向きません。そのためコレクションストーンとしてルースのまま楽しまれることがほとんどです。

まとめ

今回は「蒐集家の間で垂涎の的」ともなっているフォスフォフィライトについてご紹介しました。フォスフォフィライトが有名になった理由は漫画が理由というのは少し驚きではないですか?フォスフォフィライトは世界中でも特定の場所でしか産出されず、産出されたとしても1ctを超えるような原石というようなものはほとんど見られないそうです。そのため一般的に市場にはほとんど出回ることは無いそうで、それが一般的に知名度が低く医という理由なのでしょうね。しかし、蛍光職を持った非常に美しい宝石なので、一生に一度は手に取ってみたいものですね。

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