赤色だけじゃないガーネットの種類をマスター

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garnet

ガーネットと聞いてみなさん思い浮かべるのはどんな宝石ですか?
おそらく大半の方は赤い色の宝石を思い浮かべたのではないでしょうか。
でも実はそれだけではないんです。
今回はそんな、奥深いガーネットの秘密に迫ります。

ガーネットとは?

柘榴の実に似た結晶の形で産出することから、日本では「ザクロ石」とも呼ばれます。ガーネットの由来は「種子」を意味するラテン語の「granatus]と言われています。その化学成分は多様で、それに伴っていろいろな色の鉱物が存在します。
そのなかのアルマンディンと呼ばれるルビーのようなワインレッドを示すものは宝石として最も流通しています。それゆえ、ガーネット=赤色というイメージが定着したのかもしれません。他にも、光の干渉で虹色に輝くレインボーガーネットなど種類はたくさんありますが、どれも希少なため珍重されています。

ガーネットにはたくさんの色がある!

ガーネットにはあらゆる色相があり、また多くの変種が存在します。ガーネットは、似た化学組成をもち、共通の結晶構造を有する鉱物の関係であるがゆえに多くの特徴的な変種が存在し、魅力的な鉱物のひとつになっています。地球の内部には、何十億年前にできた未知のガーネットがまだまだ眠っていて、そのようなガーネットがこれからも産出されるかもしれません。

ガーネットは何種類の色が存在するの?

日本では、5種類に分類されて販売されています。では早速、日本で販売されている5種類のガーネットをみていきましょう。

  1. デマントイドガーネット(ディマントイド)
    ガーネット中でも特に最高の評価を受けるのがデマントイドガーネットです。1860年代からロシアのウラル山脈で採掘され、ダイヤモンドのように輝くグリーンのガーネットです。希少価値が高く、ほとんど市場に出回らなかったことから、珍品とされていました。2002年に良い鉱脈が発見され、日本でも人気が高くなり現在に至っています。
  2. グリーン(ツァボライト)
    デマントイドガーネットに次いで評価が高いのは、グリーンガーネットです。色相、性質などが幅広くあるグロッシュラーライトガーネットという種類に属し、その中でも特に高い評価が与えられています。グリーンの色合いは、エメラルドと同様、バナジウムとクロムという元素が含まれているためです。透明度が高く、美しいグリーンを示すものは希少性も高く、高い評価を受けています。
  3. スペッサータイトガーネット
    三番目に、高い評価を受けるのが、スペッサータイトガーネットです。以前は、日本ではあまり流通していませんでしたが、最近では人気が高くなってきています。赤系の石ですが、産地の地質によって微妙な違いが生まれ、幅広い色合いが見られます。中でもオレンジ色が鮮やかなものが、マンダリンガーネットとして、人気の高い色合いです。
  4. ロードライト
    数あるガーネットの中でも、一般的に人気の高いのが、ロードライトガーネットです。これはよく見るガーネットだと思います。
    ロードライトとは、「バラの花のような」という意味で、この意味の通り、やや紫がかった赤色をもつガーネットです。バラに近い、紫がかった印象的な赤色のものが高い評価を受けています。また、透明度も非常に重要視されています
  5. アルマンダイトガーネット
    濃い赤みのあるガーネットです。かつて日本のガーネット市場のほとんどを占めていたもので、良質で大粒のものも多く産出されるため、価格もお手頃なガーネットです。透明度と照りのあるものが高く評価されます。

いかがでしたか?
赤色だけがガーネットではなかったのですね。種類や仲間がたくさんあって何ともややこしい宝石です。実は宝石商でもしっかり正確に把握している人は少ないとか…。あなたのお手持ちのジュエリーの中にも、知らぬ間に「ガーネット」が紛れ込んでいるかも?!
一度、確認してみるとなにか発見があるかもしれませんね。

ぜひ、お気に入りのガーネットのジュエリーを見つけてみてください!

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