本当はゾイサイトなのにタンザナイトって言うのはなぜ?

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12月の誕生石でもあるタンザナイト。灰簾石(かいれんせき)や黝簾石(ゆうれんせき)とも呼ばれている鉱物、「ゾイサイト」の変種です。なぜ、「ゾイサイト」ではなく「タンザナイト」と呼ばれるようになったのか、その秘密に迫ります。

タンザナイトとは?

12月の誕生石でケイ酸塩鉱物のひとつです。
灰簾石(かいれんせき)の中で、バナジウムを含むものをタンザナイト(tanzanite)と言います。バナジウムは酸化の度合いで色合いが激しく変わるという性質を持っています。2価が紫、3価が緑、4価が青、5価で無色を発色します。ちなみに五酸化バナジウムや塩化バナジウムが鮮やかなオレンジから赤を示します。
タンザナイトの青色は、0.2%程度含まれているバナジウムにより、4価イオンが美しい濃青色を生んでいます。

ケイ酸塩とは
地球の内部を構成する地殻やマントルなどを生成する物質です。地球の内部はこの鉱物が多く含まれます。

タンザナイトは1967年のアフリカのタンザニアで発見されました。アマチュアのコレクターがルビーを探していたときに偶然見つけたものだそうです。
あまりに青い石なので「サファイア」を発見したと勘違いをしたそうです。しかし、鑑定した結果予想外に「ゾイサイト」の青色変種だとわかりました(悲しんだのか喜んだのかは不明です)
それまで、ゾイサイトは不透明なピンクや緑のものしかなく、なかなか宝石用としては使えないものが多かったので、サファイアと間違えるくらいきれいなブルー系のゾイサイトが発見されたのは大きな話題になりました。

目を付けたのは「ティファニー社」

あの米国のティファニー社がその宝石に目をつけたのでした。
そしてティファニー社はこれは売れると確信し、大々的なキャンペーンをする前に、「ブルーゾイサイト」の名前では「スイサイド(自殺)」を連想させてしまうためこの石に新たな名前をつけようということになりました。
それでタンザニアの夕暮れの空の色にちなんで「タンザナイト」という素敵な名前をつけ、販売促進キャンペーンでは名前は一気に浸透し、爆発的人気を得たのです。

出典:タンザナイトのお話

「タンザナイト」と名付けたのは、ティファニー社だったのですね。
たしかに、「ゾイサイト」は「スイサイド」と聞き間違うこともありそうに思います。
折角、綺麗なジュエリーなのに名前だけで不穏なうわさが独り歩きなんぞしようものなら商売にならないですよね…。ネーミングって大事なんだな、と素人ながら思います。
そんなところまで気が配れるなんで、さすがティファ二―社。売るためにネーミングまで余念がありませんね。

 

「タンザナイト」という名づけの秘密はいかがでしたか?
構造的な由来ではないですが、見た目と採掘地を彷彿をさせる素敵なネーミングだな、と思います。こんな由来の秘密を知ってしまうと、「タンザナイト」に興味が湧いてきます。
ぜひ、ジュエリーショップに行ったときにはタンザナイトを手に取って「タンザニアの青い空」を思い浮かべてみてくださいね。

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